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テイク・イット・トゥ・ザ・ストリーツ |
いきなりの寂しさあふれるホームレスから始まるカーティスの優しげな言葉や音がひたすら流れ続ける作品。そう、強さとか迫力とかではなく、あくまでも彼の心の優しさがこの作品を完全に取り仕切り支えきっている。そう、まったくもってここにあるのは彼の優しさそのものだ。軽くギターを使いながらの楽しさ加減やノリの良さも目立つが、必ずどこかに優しさという言葉でしか表現できないものがひたすら漂っている。とにかくギターのカッティングが本当にこの作品の根底にあるカーティスを完全に支えきっている。なによりも歌のつぎに耳に入ってい来るのはカーティスのギターのカッティング音なのだ。そのリズムのよさとカッティング音がとにかくは固くなく、さらりと優しげに流れていくところがこの作品を支え切っているのだろう。優しさのための表現法をしめした作品というとらえ方でもいいのかもしれない。極端な思い込みとかはここにはなく、彼の心の表にある優しさがこの作品を表現し、そして歌を支え切っている。ベース音もなかなかファンキーな部分もあったりするが、その感覚よりもなにも音がとにかく優しい。優しさに満ち溢れた街中でのカーティスが示した町の表情、と、言うことができそうだ。さらりとした中にも彼の信念がみえてくる。そういう作品だ。 |
曲目 |
1.HOMELESS 2.GOT TO BE REAL 3.DO BE DOWN 4.WHO WAS THAT LADY 5.ON AND ON 6.HE'S A FLY GUY 7.DON'T PUSH
8.I MO GIT U SUDKA |
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